『大山黒牛カレー』 西田畜産代表/西田佳樹さん(鳥取県西伯郡大山町)

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中国地方最高峰の大山(1729m)の麓で、25年にわたり和牛の繁殖・肥育業に打ち込む西田佳樹さん。自身が育て上げた黒毛和牛が、2017年に宮城県で開催された「第11回全国和牛能力共進会」の7区肉牛部門で、日本一に選ばれました。

このニュースは、県内の畜産関係者にも大きな喜びをもたらしました。
なぜなら鳥取県は、知る人ぞ知る「黒毛和牛のふるさと」。
明治から大正期にかけ、いち早く食肉牛の改良を進めた鳥取県は、『因伯牛(いんぱくぎゅう)』の名で多くの種牛を全国に供給。
1966(昭和41)年、初めて開かれた「全国和牛能力共進会」の肉牛部門で初代1位に輝いたのは、鳥取生まれの黒毛和種の雄牛『気高号(けたかごう)』で、全国の有名ブランド牛のルーツ的存在です。
しかし、どんなに高い生産技術と努力でおいしい和牛肉を作り出しても、ブランドが無いと市場で値段が付かず、生産者は報われないのが実情です。

「肉の流通では、その価値は市場の購買者が決め、生産者の想いは一切入りません。
僕は、家族同様大切に育てた牛が、最後に生産者の想いを込められない形で「食肉」として売られることに抵抗がありました」と、西田さん。

15年前から『大山黒牛』というプライベートブランドを立ち上げ、飼育のかたわら、自ら販路を切り拓いてきました。
2008年には、大山黒牛のブランド化に向け、生産から流通・小売りまでを一貫管理する企業を設立。
米子市街に、大山黒牛に特化した焼肉レストラン『強小亭』を開業しています。

大山の清涼な空気と伏流水に恵まれた牛舎では、肥育中の70頭のほか、親牛50頭、仔牛20頭がゆったりと生活しています。
1頭1頭、手間暇をかけ育てるため、ひと月に出荷するのはわずか2頭。
広く出回ることはありません。

「僕の想いを込めた大山黒牛を食べた人が笑顔になり、幸せな気分になってほしいと願いながら、牛の世話をしています」

牛飼い・西田さんの挑戦はこれからも続きます。

※「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019」において、焼肉レストラン「強小亭」が掲載されました。

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