日食会長 中西久夫のエッセイ

皆が確かな未来へ。その想いとともに綴る、日本食品工業株式会社会長 中西久夫のエッセイ。
日食会長 中西久夫のエッセイ
日本の伝統玩具は多くの種類が全国各地で作られています。その材料は木、紙、土、ワラなどさまざまです。しかし、木を材料にして伝統的木人形「こけし」が東北地方以外には作られなかったのはなぜなのか、謎とされています。
前回、妖怪には二種類あることを書きました。一つは社会労働的関係から生まれるいわば「上部構造」としての「妖怪」と、もう一つは、全く「下部構造」(社会労働関係)に基づかない、ひとの想像力のみによる「妖怪」であります。例えば、水木しげる氏のマンガはその殆んど全てがそれであります。今回は私自身の個人的体験から書き出してみます。
私の住む境港市は、妖怪漫画家水木しげるの故郷であり、その妖怪キャラクターの数々を、町のメインロードの両側にかざりつけ「妖怪の町」として、テレビにもとりあげられ全国的に有名になりました。年間百万人もの観光客をよびこみ、地域活性化の模範となっております。
昭和二十年八月十五日、戦争は終わりました。その日、空は真青に晴れわたり、雲一つないとても暑い日でした。
小さな未熟児として生まれ、10才まで生きることは難しかろうと言われた私を、母は夜抱いて寝てくれました。そして私が寝入るまで、夜の闇の中で様々な昔語りを聞かせてくれました。

わが国では従来、身体に対する効果的な機能としては、1次機能(栄養)、2次機能(味覚)の2つの機能しか考えられていませんでした。しかし最近、食品はこの2つの機能のほかに3次機能(体調調節)を備えていることが明らかになってきました。